そのうえで「愛知県は、軽症者などのための一時生活施設を設置し、いち早く病院の負担軽減に努めている。まだなんとか余裕がある今の時点で、知事が緊急事態宣言の指定地域に愛知県を申請したことは評価する」としています。
また愛知県によりますと県内の医療機関には、新型コロナウイルスの感染者を受け入れるベッドはおよそ250床あり、8日夜の時点で、168人が入院していて、このうち6人が重症だということです。
日銀名古屋支店長「しっかりみていく必要」
日銀名古屋支店の清水季子支店長はテレビ電話による会見で、愛知県の大村知事が県として独自に「緊急事態宣言」を出す考えを示したことについて、「大村知事のことばを借りれば、すでに緊急事態宣言が出ている地域と同じ形の自粛を求め、それに伴う財政対応もしっかりやるといっているので、愛知県だけに特殊な影響が出ることになるとは思わない。ただ宣言が出れば、サービス業などで影響が深刻化することは避けられない。製造業に影響が出ないかも、追加的にしっかりみていく必要ある」と述べました。